4月1日 定植日和
3月31日
メロンの今年はじめての定植をしました。
2月28日に種をまいて育てた苗です。
幼稚園で云うなら年少さんから年中さんになったようなものでしょうか。
種まきから約一ヶ月で本圃のハウスに移植します。
これを定植といいます。
今日は最高の定植日和です。
陽射しはホワッとして日照がきつくなりすぎない、地温が高く、夜間の温度も低くならない。
こういう日が最高です。
根の動きが活発になり、生育もよくなり病気にもなりにくいので、できる限りお天気のよい日に定植は行います。
朝起きたらすぐにマルチに穴を開け、育苗ハウスから苗を運んで来て配ります。
配られた苗は一つ一つ手で植え付けていきます。
しゃがんでカニの横歩きのように移動しながら植え付けていきます。
農作業はしゃがんだり中腰の姿勢での移動が多く、足腰に負担がかかるのできついです。
おまけに長さが50メートルもあるので、はじめのうちは気が遠くなります。
そんなときは先を見ないで、ひたすら目の前の作業に一つ一つ打ち込みます。
そして時々顔をあげて「だいぶできたな、もうちょともうちょと。がんばれがんばれ。」と自分を励ましています。
昨年は4月・5月の夜間の温度が低く、最初のハウスのメロンの木が硬く強くなりすぎて、半分のメロンが割れてしまいました。
できたメロンも大きくならず、出荷できませんでした。
メロンつくりは本当に難しいです。
我ながらこんな難しいこと、27年もよく続けていると思います。
作業もメロンの成長にあわせてタイミングよく一気にこなさなければなりません。
さあ、また今年もメロンの作業におわれる日々がスタートしました。
ハウスの外にはタンポポかたくさん咲き始めました。綿毛になったものもありました。
タンポポを見ると、孫たちを思い出します。
春の暖かな陽射しに包まれて元気に、のびのび、生き生きと暮らしていてくれてたら嬉しいな。
それが私の願いです。