1月30日 教育

3歳だったか、4歳だったか、もしかしたら5歳にもなっていたのか、私はお鍋を持って近所にある豆腐屋さんにお使いに行っていました。

その豆腐屋さんは昔話にでてくるような小屋のような建物で、お婆さんが一人で豆腐を作って暮らしておられました。

水に浸かっている長い豆腐を水の中で1丁分切って、水ごと鍋に入れてくれる様子ををいつも不思議な気持ちで見ていました。水ごと豆腐を鍋に入れてもらうと、200メートル程の来た道を、それを落とさないように注意しながら歩いていたのを今も覚えています。

結婚して子供が3人できて、お使いができるようになった子供に、私は豆腐を買いに行くお手伝いをよくさせました。

きっと私の幼少時代の記憶がそうさせていたのだと思います。

4階建ての集合住宅の3階に住んでいたので、豆腐屋さんの「トー!フー!」というラッパの音がすると、子供は窓から「お豆腐くださーい」と大声で叫びお金を握りしめて、階段を降りていく。豆腐屋さんにお金を渡して青いパック入りのお豆腐を受けとると、それを大事に持って階段を上がってくるのです。

ほんの小さな事ですが、豆腐屋さんとのコミュニケーション、物を買うにはお金がいること、安全に行って安全に帰ってくることの大切さなど子供はいろんな事を学びます。

私の子育ての自慢の1コマです。

子育ての目的は子供の自立であると思います。子育てや教育はほんとに手間暇がかかるものです。

 

今日はこんな本を読みました。
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