2月15日 文化交流

イムジン河水清く

とうとうと流る

水鳥自由にむらがり飛び交うよ

我が祖国南の地

おもいははるか

イムジン河水清く

とうとうと流る

 

北の大地から

南の空へ

飛びゆく鳥よ 自由の使者よ

だれが祖国を

二つに分けてしまったの

誰が祖国を分けてしまったの

 

イムジン河空とおく

虹よかかっておくれ

川よおもいをつたえておくれ

ふるさとをいつまでも忘れはしない

イムジンガワ水清く

とうとうと流る

 

第二次世界大戦後、朝鮮半島の主権をめぐってソビエトの後押しのもとに北朝鮮が韓国に進行し韓国は南に追いやられた。アメリカは国連軍の名のもと、韓国の領土を守るために戦った。

これが朝鮮戦争のようです。

中国が北朝鮮義勇軍を送ったり、日本に駐留しているアメリカ軍が出動したりして周辺の国も巻き込まれました。

日本の警察予備隊(今の自衛隊)がつくられたのもこのときです。

 

朝鮮戦争のことを“映像の世紀”という番組で見ました。生々しくて怖かったですがこれが現実だったのかと思いました。

主人からもっともっと現実は悲惨で恐ろしく、世界中でそんなことが起きているのだと教えられました。

 

1953年(昭和28年)に38度線で休戦状態となり、今もそれは続いている。

その38度線にあるのがイムジン河だということです。

 

小学生の時、社会の時間に“アメリカとソビエトの冷たい戦争”と先生から聞いた言葉の意味がやっとわかりました。

あまりにもなにも知らない自分が恥ずかしくなります。

 

今のウクライナ問題とそっくりです。

 

北朝鮮生まれのこの曲は中学生だった作詞家の松山猛さんが京都にある朝鮮学校を訪れたときに耳にした曲に詩を書いたものらしいです。

 

しかしその曲は訳あって発売中止となっのですが、日本で活動していた韓国出身の歌手とこの歌の出会いから、韓国と北朝鮮と日本に広まり人々に受け入れられるようになったみたいです。

 

いつまでたっても解決の糸口が見えない拉致問題

歯がゆい思いだけがつのります。

 

アナザストーリーという番組を見ていろいろ考えさせられました。

ほんとに政治が解決してくれるのでしょうか?

膠着している国同士の関係をつくった背景にはどんなことがあったのか?

人々がもっと歴史に学び、文化的な交流ができる環境をつくっていく方が解決の早道なのではないか?

でもそんなことができるのだろうか?

 

難しい問題です。

 

難しいですが史実を勉強し、未来を考え続けなければならないと思いました。

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