3月7日 どんぐり
先日、裏山の手入れをしました。
鎌とノコギリをもって笹を刈ったり木を切ったり。
裏山には大きなクヌギの木があります。
昨年の秋は実が沢山ついたのか、どんぐりがいっぱい落ちていました。
冬の間に水分を十分含んだドングリは尖った先っちょから根を伸ばして、土に根を張らせていました。
「へー、どんぐりってこんなところから根を出すのか!」
はじめて見ました。
植物はわたしが知る限り、根を先に張らせます。
まず体を固定してから地上部を成長させていくのです。
賢い植物の知恵ですね。
「じゃあ、芽はどこから出てくるんだろう?」
「わかりますか?」
よく考えればわかることですが、私はわかりませんでした。
山仕事を進めていると、ありました。ありました。
どんぐりがかたい皮を破って、中の子葉が二つに割れて開いていました。
双葉です。
いろいろな植物の種をまいているのに、どんぐりとなるとピンときませんでした。
人生64年間の大発見でした。
山仕事は少し寒さの残る今頃が絶好の時期です。
暖かくなるとマムシが出てきます。それまでが山仕事のチャンスです。
どんぐりの先っちょに根が伸びて、土にもぐり込んでいます。
実は根っこにぶら下がっています。