3月25日 メロン栽培

1本1果取りのアールスセイヌという種類の高級メロン。

主人と私が27年前から取り組んでいる作物です。

27年間の私たちの農業の歴史は“失敗だらけ”です。

“基本は何か”を追い求めながらと主人と二人頑張ってきました。

 

主人の両親と子供たちにはすごくお世話になりました。

今があるのは両親と子供たちのお陰です。

「いっぱい助けてくれてありがとう」

この場を借りてお礼申し上げます。

 

その農業も今は息子が中心としてまわすようになりました。

私たちは応援団にまわります。

両親や子供たちの代わりに、今度は私たちが助けていく番です。

 

さて27年目の今年もメロン栽培が始まりました。

8棟のハウスで栽培していきます。

1棟分づつ種をまきます。

まずは苗作りです。


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種をまきました。写真は種まき後3日目の様子です。

種まき後5日目にはポットに移植します。


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移植後のメロンの様子。

葉っぱの向きを揃えます。葉っぱが重なって光合成を妨げないための工夫です。


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葉っぱが大きくなって1、5葉ほどになったらポットの間隔を開けてやります。

これを“苗づらし”といい、葉っぱが重ならないようにすることで根の生育もよくなります。

このときも葉っぱのむきを揃えます。


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苗がだんだん大きくなってきました。

本葉が3、5葉くらいになったら、ハウスに植え付けます。

 

芽だしからハウスに植え付けるまでの地温管理、水やりの管理は全て息子がおこなっています。


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圃場に堆肥をまきました。

これから肥料をふって畝をつくります。

肥料は“ぼかし肥料”などの有機質のものを主体として使用しています。

有効箘も27年間の使い続けています。

人間でいう腸内細菌のようなものです。


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育苗と同時に圃場を準備しなければなりません。

ここまでできたら支柱を立てたりエスター線を張って植え付け準備です。

 

4月はじめにはいよいよ定植。

仕事は目まぐるしく忙しさを増してきます。