5月3日 メロンの水切り

「なぜ、ひとつしかメロンをつけないの?」

「もっとたくさんつけたらいいのに!」

「私だったらもっと実をつけて栽培するわ!」

「たくさんつけた方が特やろ!」

 

といろいろ言われます。

 

だけど、“1本1果取り”でないと1、5キロ前後の大きさのメロンは取れません。

 

たまに間違えて2つつけてしまうことがありますが、いつも小さくてネットの弱いメロンにしかなりません。

 

アールスメロンは収穫の10日前から水切りをして糖度をあげていきます。

 

美味しさの秘訣は有機質を主体としたぼかし肥料や有効菌、カニガラ、堆肥の投入などの土作りにあります。

 

その土で生命根となる直根がを張ることによって、最後の“水切り”に耐えることができるようになります。

 

しかし、直根だけでは硬くて小さいメロンになってしまうので上根もしっかり作らないといけません。

 

生育の段階での水やりはとても難しいです。

 

いつも見えない根がどういう状況であるかをを想像しながら灌水しています。

 

適当に水をジャブジャフやっているのでは最後の水切りに耐えられなくなってしまいます。

 

最後の水切りができる根を確保できているかどうかがアールスメロン栽培の鍵です。

 

 

種をまいたときから終盤の根の状態を想像して日々の管理に努めています。

 

そうしてできたメロンの根は1、5キロ前後のメロンを一つつけるだけの根の容積しかありません。

 

ですからいくら頑張っても、たくさんの実をつけることはできないのです。

 

ほんとに美味しいメロンを作るのはとっても難しいです。

 

一本一果取りのアールスメロン。

楽しみにしてください。


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お盆用のトルコキキョウの植え付け準備ができました。


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金魚草のハウスを整理しています。

ぐにゃぐにゃ曲がったのを立てたらこんな面白い作品になりました。