5月7日 キジ

この時期、ハウスで仕事をしていると「ケーン ケーン」とキジの鳴き声がします。

姿もときどき見かけます。

 

どうも縄張りを誇示したり、メスに求愛しているようなのです。

 

もうずいぶん前になりますが、私がハウスの回りの草刈りを機械を使ってしていたときの事です。

 

まさかキジが卵を温めているとは知らず近寄ってしまいました。

パタパタパタパタ!!とキジのメスが急に飛び立ちました。

 

そのあとをそうっと見てみると、キジの巣があり、卵が5個ほどありました。

 

アーッ!大変なことをしてしまった!!

 

主人と息子に言うと、もう親は帰ってこないと言います。

 

私はキジの卵を家に持って帰って温めることにしました。

 

かごに毛布をいれて小さい電気カーペットを敷きました。

息子がヒーターを持ってきてくれました。

 

素手でさわったらいけないらしく、軍手をはめて、一日に何度も何度もコロコロ動かしました。

 

一週間もたったある日の事、何か鳥の声がします。

 

錯覚かな?

 

そんなことを思っていたときです。

キジの卵にひびが入ってきました。

 

雛がタマゴの中で鳴いていたのです。

 

 

 

これはもう私では育てられないな。

どうしよう……

 

はたと思いついて、福知山動物園に電話をかけてみました。

 

つれてきてもいいということだったので、息子に頼んで福知山動物園まで届けにいきました。

 

道中、かえでた雛は一羽だけでした。

 

他の卵はかえでませんでした。

 

どうも、ときどき霧吹きで水分をかけてあげる必要があったようです。

 

可愛そうなことをしてしまいました。

 

私のキジの思い出です。


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5/4   ワカメとヒラマサ(?)が届きました。